一般社団法人日本毒性学会,THE JAPANESE SOCIETY OF TOXICOLOGY

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その他のお知らせ

事務局テレワークのお知らせ

新型コロナウイルス感染症の感染防止徹底のため、事務局ではテレワークを実施する日がございます。
当面の間、原則E-mailでお問合せいただきますようお願いいたします。

公告:理事・監事候補者の選挙について


一般社団法人日本毒性学会 部会に関する規程を更新しました。


公告:理事・監事候補者の選挙について


一般社団法人日本毒性学会 常置委員会共通規程を更新しました。


一般社団法人日本毒性学会 学会賞選考規程を更新しました。


一般社団法人日本毒性学会 奨励賞選考規程を更新しました。


一般社団法人日本毒性学会 認定トキシコロジストの認定制度規程を更新しました。


一般社団法人日本毒性学会 認定トキシコロジストの資格更新に関する細則を更新しました。


一般社団法人日本毒性学会 部会に関する規程を更新しました。


佐藤哲男記念賞(学術貢献賞)の募集について(締切2月末日)


部会一覧に「医薬品毒性機序研究会」を追加しました


第45回日本毒性学会学術年会における「偽造参加証」の件について


日本毒性学会学生会員の皆様へ「ICT XV 2019 Hawaii参加支援プログラム」のご案内

 日頃より学会活動にご協力いただき御礼申し上げます。

 さて、皆様ご承知のこととは存じますが、2019年の7月15-18日に第15回国際毒性学会(ICT XV)がハワイ(米国SOT主催)で開催されます。このたび日本毒性学会では国際化と学生会員支援策の一環として、このICTへの学生参加を後押しする「学生会員ICT XV 2019 Hawaii参加支援プログラム」を行うことにいたしました。本プログラムでは、ICT学会でポスター発表等を行う学生会員(2019年2月時点)を対象として事前登録の参加費に相当する額(一人あたり3万円)を学会参加支援費として(10名程度まで)補助いたします。
 現在、11月30日を締め切りとし、ポスター発表の要旨をICT XVのWeb サイトhttp://www.toxicology.org/events/ict/index.aspにおいて受け付けております。本プログラムでの支援対象者は、要旨を投稿された方の中から、日本毒性学会が独自に選考いたしますので、以下の情報と書類を12月15日迄に学会事務局(jsothq@jsot.jp)にお送りいただければと思います。

  1.氏名(所属)および日本毒性学会の会員番号
    (応募と同時に毒性学会に加入する方は“99999”としてください)
  2.ICTへ投稿した要旨の原稿
  3.ICT学会事務局からの、要旨受領の旨が記載された登録書(メール)の写し
    (後日受領後に提出、あるいは採択時の通知で代用可)

 本プログラムの支援対象者の選考は、登録要旨の内容を日本毒性学会において精査することによって行います。採択決定者にはICTに投稿した要旨が採択された通知と学会参加登録料の支払いに関する確認を行った後にICT学会開催前に補助金を支払う(学生個人の銀行口座への振込み)予定です。

 学生会員の皆様は奮って応募していただけますようお願いいたします。
日本毒性学会理事長
熊谷嘉人

指導教官および評議員の皆様へ:
 本プログラムの支援金額はICT XVの学生参加費を目安に設定いたしておりますが、学生会員におけるICT参加経費への直接的な充当を目的にしているものではありません。通常、学生の学会等への参加費も研究費等の公的な補助金等で賄われることが多いものと想定しております。今回の補助金は、学生個人へのICT XV参加の支援費として位置づけておりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。また、ICTへの要旨登録時には日本毒性学会に未加入の学生に対しても本応募と同時期に加入することで、応募資格が得られるようにいたしましたのでご検討いただけますと幸いです。

第15回国際毒性学会(ICT XV)(2019.7.15-18.、Honolulu Hawaii)開催のお知らせ(第2報)

第15回国際毒性学会(ICT XV)は、2019年7月15-18日にハワイ・ホノルルにて開催されます。
http://toxicology.org/events/ict/
上記サイトより発表要旨の登録を(2018年11月30日(米国東部標準時)迄)受け付けておりますので、日本からも多くの学会員が参加されますようお願い申し上げます。

訃報:名誉会員の石川榮世先生が、6月22日にご逝去されました。

 石川榮世先生は、昭和21年(1946) 東京慈恵会医科大学ご卒業後、幅広いご経験を積まれつつ、同病理学教室にて病理学を研鑽され、昭和35年(1960)に同教授に、昭和62年(1987)に同名誉教授になられております。遠城寺宗知先生と編纂された「外科病理学」は、私も熟読させていただきました。また、石川先生が、日本病理学会誌(Acta Pathologica Japonica)の編集幹事を昭和43年(1967)から昭和62年(1987)までお務めになられていて、その間に私が学位論文の掲載証明を頂くために、石川先生をお訪ねした記憶がございます。先生のお人柄を彷彿とさせるような立派な威厳のある教授室でした。
 石川榮世先生は、日本毒性学会との関連では、日本毒性学会の母体学会である日本毒作用研究会の初代からの理事会メンバー(昭和49年~61年(1974-1986))として、学会黎明期にご活躍されました。これに留まらず、昭和61年(1986)日本学術会議第4回国際毒科学会会議委員会委員として、International Union of Toxicology (IUTOX)が3年に一度開催するInternational Congress of Toxicology (ICT)の東京での第4回大会ICTIV(1986)にもご参画頂いております。平成7年(1995)には、これらの功績により日本毒科学会名誉会員となられております。加えて、日本毒性学会とは兄弟学会に当たる日本毒性病理学会の理事(名誉会員)、国際毒性病理学会連合(IFSTP)理事もお務めになられ、併せて、毒性学の振興発展に多大な功績を残されました。
 ここに、謹んで、石川榮世先生の日本毒性学会、及び、国内外の毒性学に対するご貢献を称え、ご冥福をお祈り申し上げる次第であります。

日本毒性学会理事
同総務委員会、連携小委員会委員長
IUTOX会長
菅野 純


WHO主催「World No Tobacco Day」(2018.5.31)のお知らせ

WHOは、毎年 ”World No Tobacco Day” を定めております。
2018年は5月31日で、今年のキャンペーンは、”Tobacco and Heart Disease” です。
詳細情報につきましては以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.who.int/campaigns/no-tobacco-day/2018/event/en/

放射線取扱主任者試験の案内

公益財団法人原子力安全技術センターより、「平成30年度放射線取扱主任者試験」のご案内を頂きました。
詳細については、以下のファイルをご覧ください。

平成30年度放射線取扱主任者試験のご案内について

ASIATOX2018(2018.6.17-20.、Pattaya Thailand)開催のお知らせ(第2報)

ASIATOX2018(第8回)は、2018年6月17~20日に、タイ王国パタヤにて開催されます。
Announcement for ASIATOX2018: 17-20 June 2018, Pattaya Thailand
ホームページ
40歳以下の若手研究者を対象に、ポスター賞として500米国ドルが5名の研究者に授与されます。
アジアにおけるトキシコロジー発展のためにも、日本からも多くの学会員が参加されますようお願い申し上げます。

トキシコロジー第3版の出版のお知らせ

日本毒性学会教育委員会では、新版トキシコロジー(2009年刊,朝倉書店)の改訂のために編集委員会を2014年11月に立上げ、改訂作業を行ってきました。この度、以下のとおり出版の予定となりましたので、学会員の皆さまに予め連絡します。
出版時期が近づきましたら、学会ホームページにて改めて詳細をお知らせします。

書籍名トキシコロジー第3版
出版社朝倉書店
出版時期2018年3月(予定)
価格10,000円(税込10,800円)
目次
1.毒性学とは8.動物実験代替法
2.毒性発現機序9.毒性オミクス
3.動態・代謝10.リスクアセスメント,リスクマネージメント
4.化学物質の有害作用,安全性評価・管理(案)11.臨床中毒学
5.毒性試験法12.実験動物
6.標的臓器と毒性発現13.統計学
7.環境毒性 

改訂のポイント

毒性学の進展に対応し、各章の記述を見直しました。また、ナノマテリアル、光毒性、動物実験代替法等の新しい内容を加えました。


学会員特典

日本毒性学会の会員については、朝倉書店のご配慮により会員特別価格(9,500円,税込)で電子版を付けて提供できることになりました。
2月下旬に学会ホームページの会員ページに申込フォームを設ける予定です。なお、会員特別価格での提供は、ホームページからの申込みの場合に限らせていただきます。
パンフレット


日本毒性学会教育委員会
トキシコロジー第3版編集委員会



訃報:松澤 利明先生ご逝去

松澤利明 功労会員の松澤 利明先生が2017年12月24日にご逝去されました。

松澤さん有難うございました。
日本毒性学会 功労会員 松澤利明さんは、2017年12月24日、埼玉県草加市のご自宅で、奥様、息子様ご家族に見守られながら73歳の生涯を終えられました。松澤さんは、1944年1月、長野県下伊那郡喬木村(たかぎむら)の農家の長男として生まれました。喬木村は、飯田市と天竜川をはさんだ東に広がる河岸段丘の町です。1962年高校進学では、親戚はじめ、周囲からの大学進学を薦められていたのを、農家を継ぐことをかたくなに希望し、長野県立下伊那農業高等学校にすすみました。優秀な松澤さんは、引き続き信州大学農学部に入学されました。卒業後は、三共株式会社に入社、10年間中央研究所に勤務されたのち、1978年より山之内製薬株式会社に入社され、安全性研究所(20年)薬事部(4年)他25年間ご勤務され、この間、医薬品開発の第一線としてご活躍されました。
また、1975年には、東京大学農学系大学院より農学博士を授与されております。2004年定年退職をされ、引き続きマリオ研究所を設立され、後輩、関係者の皆様へのご指導をつづけられました。在職中は、医薬品開発の非臨床試験を実施するにあたり、業界活動(日本製薬工業協会:製薬協)にも積極的に参画され、1999年から2002年には医薬品評価委員会基礎研究部会長として、医薬品開発における課題の解決に取り組み、その成果は、活動報告として、毒性学会や関連雑誌へのタイムリーな発表をご指導され、毒性学会は、製薬協活動の発表の場所として、大切にされておりました。また、同時にICH規制調和国際会議の日本の産業側コーディネーターとして、ICHガイドラインへの調和の専門家会議に参加され、各検討プロジェクトへの的確なご指導をいただきました。
日本毒性学会(JSOT)では2004年まで2期6年にわたり理事を務められ、2002年名古屋で開催された第29回学術年会長を務められました。学術年会長にあたり、前年2001年には、サンフランシスコの米国毒性学会(SOT)に参加され、広い展示ブースのすべてを回り、ご一緒に翌年の第29回学術年会への出展を募集したことを覚えております。この学術年会では、経費の管理も細部に配慮され、また、SOTではそうでしたが、ノーネクタイのカジュアルの服装での参加を、JSOTで最初に提案されたのもこの大会でした。
さらに、実験動物関係では、2002年から2004年に(社)日本実験動物協会の副会長として、技術者教育・倫理に取り組まれ、2007年から2009年には、ヒューマンサイエンス振興財団が設立した、動物実験第三者評価事業準備委員会委員長として、その設立にご貢献いただきました。
今回の松澤さんの訃報に、多くの皆様からの哀悼のことばと、感謝のお言葉をいただきました。製薬協の事務方でいつもサポートしていただきました女性の方からは、「松澤さんの不機嫌な様子は拝見した記憶が無く、いつも優しい笑顔で対応して下さった事が印象に残っています。本当に温かいお人柄でした。」と、松澤さんの、お人柄は職場をはじめ、関係する団体の皆様から慕われておりました。生まれ故郷をこよなく愛された松澤さんは、定年退職後は、喬木村のご実家で、農業と共に、創薬へのアイデアを練り、ご指導もしておられましたが、パーキンソン病が進行し、道半ばで療養を余儀なくされ、ご自宅で13年間病と闘われていたそうです。春の桜の季節には、ご自宅の前の桜並木に、昔の職場のお仲間もあつまり、お花見を楽しんでお見えでした。故郷を愛し、家族を愛し、仲間を愛し、薬つくりに一生をささげた松澤さん。長い間お疲れ様でした。どうぞ、ゆっくりとお休みください。

佐神 文郎
日本毒性学会功労会員


National Centre for the Replacement Refinement & Reduction of Animals in Research (NC3Rs)からの National International 3Rs prize の受賞論文公募のお知らせ(締切:2017年12月4日4PM(GMT))

http://www.nc3rs.org.uk/3rsprize/

IUTOX ICTXV2019 (Honolulu) からシンポジウムおよび教育コースの提案募集のお知らせ

米国毒性学会との共催で、2019年7月15~18日にハワイ・ホノルルにて開催されます第15回国際毒性学会(ICT2019、ICT XV)におけるシンポジウム及び教育コース関する提案の募集が開始されました。詳細につきましては以下の文書をご覧ください。
ICTXV_Proposal_Submission_Site_Open

IUTOX Announces New Lifetime Achievement Award

Dear IUTOX Member Societies and Friends,

The IUTOX Executive Committee is pleased to announce a newly created award, which will be presented for the first time during the opening ceremony at the 10th Congress of Toxicology in Developing Countries in Belgrade, Serbia (April 2018). The award will honor a distinguished scientist who has made lasting contributions to toxicology in countries where toxicology is under-represented and will be a regular feature of future CTDC meetings. The Lifetime Achievement Award would not be possible without the generous support of our official sponsor, Current Protocols in Toxicology, a Wiley Brand.

Please visit the IUTOX website for all the details. Address your nomination letters to: Prof. A. Nur?en Ba?aran, Vice-President IUTOX Headquarters 1821 Michael Faraday Drive, Suite 300 Reston, VA 20190 Please submit your nominations via email to iutoxhq@iutox.org by October 20, 2017

If you have any questions, please direct them to me. We look very forward to hearing from you!

Regards,
Donna

生体金属部会が発足しました。

IUTOXニュースレター(2017年春)が発行されました。以下のリンク先をご覧ください.

https://www.iutox.org/NL/NL-2017-Spring.asp#president

Dear Member Societies and Friends of IUTOX:

The Spring 2017 issue of the IUTOX newsletter is now available on our website. You will find a message from Dr. Jun Kanno, IUTOX President; a wealth of international resources; information about upcoming IUTOX meetings and fellowship opportunities; and contributions from our member societies. Please check out the “Upcoming Meetings” section, which is expanding thanks to you for sharing your meeting information.

IUTOX leadership hopes you find this issue of the newsletter informative and that you’ll submit an article for future issues to share news about your society or other relevant information about the international toxicology community. We also encourage you to share the newsletter with your colleagues and others who would benefit by learning more about IUTOX and our mission.

We always look forward to hearing from you and exchanging news and information with our friends around the world!

Best regards,
Barbara Hales, PhD
Secretary-General
International Union of Toxicology
IUTOX HQ
1821 Michael Faraday Drive
Reston, VA 20190
www.iutox.org
Tel: (703) 438-3103 ext. 1440
Fax: (703) 438-3113

訃報!John Doull教授ご逝去

John Doull John Doull教授(カンザス大学メディカルセンター名誉教授)は2017年3月28日に逝去されました。享年94歳でした。Doull教授はシカゴ大学医学部Toxicity Laboratoryで、トキシコロジーの黎明期のリーダーであったE.M.K. Geiling 教授とKenneth DuBois教授の指導の下で、Ph.D. (1950)とM.D.(1953)を取得しました。その後,同大学においてAssistant Professor, Associate Professor として研究、教育に従事しました。1967年にカンザス大学医学部教授に転出し、同大学においてトキシコロジーの教育、研究者の育成に貢献しました。カンザス大学においてDoull教授の指導を受けた200人以上の学生、ポスドクは、現在SOTや大学、企業においてトキシコロジー分野のリーダーとして活躍しております。筆者はDuBois 教授の下でAssociate Professorとして勤務していた1970年代にDoull教授と知り合い、毎年のSOT年会で会うのを楽しみにしていました。

 Doull教授は1961年に設立された米国Society of Toxicology(SOT)の設立会員Charter Memberで、学会内においてはPresident(1986-1987)をはじめ多くの役職を務められました。また、米国内ではSOTのみならずFDA, EPA, NIEHS, NIHなど国立機関や政府関係の委員会メンバー、アドバイザーとして行政にも大きな貢献を果たされました。中でも、米国内の各学術分野の代表的研究者の集団である米国科学アカデミー(National Academy of Sciences, NAS)の会員でもあります。

 Doull教授の最も大きな功績の一つは、世界中のトキシコロジストが教科書や参考書として愛読しているCasarett & Doull’s Toxicology: The Basic Science of Poisonsの初代編集者であることです。1970年代にはトキシコロジーに関する優れた教科書がなかった事から、Louis Casarett教授とDoull教授により教科書の編集が企画されました。1972年にCasarett教授が脳腫瘍で逝去された後、Doull教授を中心に具体的な内容が検討された結果、1975年にToxicology, the Basic Science of Poisonsが出版されました。1980年に第2版を出版するにあたり、新しくMary Amdur博士とCurtis Klaassen教授がEditorとして加わりました。Amdur博士はCasarett教授の偉業を後世に残すために、書名を Casarett and Doull’s Toxicologyに変更することを提言し、第2版より現在の書名に変わりました。1996年に出版された第5版からは、Amdur博士とDoull教授はEmeritus Editorとなり、Klaassen教授が編集責任者として5年毎に改訂し今日まで第8版(2013)が出版されております。なお、Amdur博士は1998年に心筋梗塞のため急逝されました。

 Doull教授はSOT Merit Award, Academy of Toxicological SciencesのMildred S. Christian Career Achievement Awardほか多くの賞を受賞しております。John Doull教授はトキシコロジーを独立した学問分野として確立させた教育者、開拓者であり偉大なるlegacyです。

 葬儀は4月1日にカンザス州オーバーランドパークのIndian Heights Churchにおいて執り行われました。

 ここに謹んでご冥福をお祈り致します。
佐藤 哲男
日本毒性学会名誉会員
Emeritus member, Society of Toxicology
Fellow, Academy of Toxicological Sciences


Gordon Research Conferencesの参加者募集のご案内

Gordon Research Conferences -Cellular and Molecular Toxicityが、2017年8月に米国ニューハンプシャー州で開催されます.当カンファレンスの会長であるProf. Yanan Tian先生より、参加者募集の案内を受領しましたので、以下のとおりご紹介致します。
ポスター

日本毒性学会 第3回 日化協LRI賞 研究受賞者が決定しました。詳細はこちらをご覧ください。

部会制度の設立について

1月30日に開催された理事会において本学会に部会制度を作ることが決まりました。専門部会の概要についてはこちらをご参照ください。設立申請は随時受け付けますので、積極的に申請してください。

CTDC10 事務局から企画募集のお知らせ

The 10th Congress of Toxicology in Developing Countries (CTDC 10) は、2018年4月にセルビアのベオグラードで開催されます。CTDC 10 の学会長であるProf. Vesna Matovićより、学会企画の公募案内を受領しましたので、以下のとおりご紹介致します。
CTDC10学会企画の公募案内
企画提案ワードフォーマット



菅野純先生が国際毒性学連盟(IUTOX)会長に就任されました。

菅野純先生が国際毒性学連盟の会長に就任

日本毒性学会理事長 永沼 章


日本毒性学会の第12代理事長を務められた菅野純先生が、2016年10月にメキシコにて開催された国際毒性学連盟(IUTOX)の総会においてPresidentに就任され、今後3年間に渡りIUTOXをリードする重責を担われることになりました。IUTOXは1977年に設立され、現在では世界中の63学会・組織が所属し約25,000名の毒性学者を擁する巨大組織になっています。世界中の毒性関連学会の総元締めともいえるPresidentに日本人として初めて菅野先生が就任されたことは、日本毒性学会として誠に喜ばしく、日本の毒性学研究者にとっても大変誇らしいことです。心からお祝い申し上げると共に、今後のIUTOXおよび菅野先生の益々のご発展を期待したいと思います。



国際毒性学連盟会長就任にあたって

国際毒性学連盟会長 菅野 純


この度の就任に際し、日本毒性学会からの多大なご支援を賜りましたことに対し厚く御礼申し上げます。

国際毒性学連盟(IUTOX)の使命は、「学問としての毒性学」と「実践としての毒性学」をもって、世界中の人々の健康を改善すること(The mission of the International Union of Toxicology (IUTOX) is to improve human health world-wide through the science and practice of toxicology.)であります。増え続ける種々の化学物質や製品によってもたらされる非意図的な毒性から人々や環境を守るために、基礎科学及び応用科学にまたがる生物学、化学、数学、物理学、コンピュータモデリング、そしてリスク評価といった多分野に及ぶ学際的な学問として、毒性学をとらえております。

IUTOXの主要な活動として、3年に一度、IUTOXメンバーにより開催される国際毒性学会(International Congress of Toxicology、ICT)、及び、開発途上国毒性学会(Congress on Toxicology for Developing Countries、CTDC)の成功を通して、世界中の科学者間の相互交流を通して、毒性学の向上及び、その認知度の向上を推進することが第一に挙げられます。

IUTOX運営委員会メンバー10名には、日本からの熊谷嘉人先生の他、アジア・環太平洋、欧州などの地域からの毒性学研究者を迎え、更にアドバイザーを数名加えて、毒性学研究の発展をサポートする「科学委員会」、次世代の毒性学者の養成を促進する「教育委員会」、アウトリーチ活動としての「コミュニケーション委員会」、「メンバーシップ委員会」、「開発途上国委員会」、さらに、活動資金確保のための「財務委員会」を設置し、活動を続けてまいります。上記の二つの行事に加え、更に新たな企画を広げられれば有難いと考えており、また、他の国際機構との連携につきましても、同メンバーを通して維持増進に努めており、WHO、ICSU、IUPHARなどが該当しております。

IUTOXメンバーの中で米国毒性学会に次ぐ規模を有する日本毒性学会への期待、特に開発途上国メンバーからの期待は大きいものがあります。今後とも、日本毒性学会の会員の皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。



米国毒性学会より、第15回国際毒性学会(ICT2019、ICT XV)のご案内

第14回国際毒性学会(ICT2016、ICT XIV)に参加された皆様、主催者の皆様、メキシコのメリダで素晴らしい学術的経験をされましたこと、心からお喜び申し上げます。

さて、次回、ハワイ・ホノルルに於きまして、米国毒性学会との共催で2019年7月15~18日に開催されます第15回国際毒性学会(ICT2019、ICT XV)にも是非ご参加下さいますようお願い申し上げます。

企画段階からご参加頂けるよう多くの機会を設けております。組織委員会により、現在6つの委員会を立ち上げる予定です。調査ウェブサイト
https://www.surveymonkey.com/r/ZV83789
を見て下さり、興味のある委員会がございましたら、2017年2月1日までにご連絡下さいますようお願い致します。
また、ICT2019のウェブサイト
www.toxicology.org/ict2019
にて、ハワイと最新のICT2019関連ニュースをお楽しみ下さい。
よろしくお願い致します。アロハ!

ICT2019企画委員長 Dr. William Slikker Jr.
SOT事務局長 Ms. Clarissa L. Russell



第18回生涯教育講習会の開催案内を掲載しました。

研修・講習会/SOT教育コース派遣を更新しました。併せて、SOT年会派遣報告を更新しました。

2017年度の日化協LRI賞受賞候補者の募集を開始しました(推薦締切:2016年12月30日17時)。

第19回日本毒性学会認定トキシコロジスト認定試験」を更新し、受験出願方法を掲載しました。

名誉会員・功労会員一覧」を更新しました。

一般社団法人日本毒性学会 賛助会員に関する規程」を掲載しました。

放射線取扱主任者試験の案内

公益財団法人原子力安全技術センターより、「平成28年度放射線取扱主任者試験」のご案内を頂きました。
詳細については、以下のファイルをご覧ください。

平成28年度放射線取扱主任者試験のご案内について



Mid-America Toxicology Course(April 24-29, 2016, Kansas City, MO)開催のお知らせ

佐藤哲男先生から、Curtis Klaassen教授が中心となって毎年開催される教育コースであるMid-America Toxicology Courseのご紹介を頂きました。詳細については、以下のファイルをご参照ください。

Mid-American Toxicology Course



第55回米国毒性学会における、米国毒性学会-日本毒性学会共催ミニシンポジウムのお知らせ

2016年3月13日-17日にニューオリンズで開催される第55回米国毒性学会(SOT)学術年会において、SOTおよびJSOTからそれぞれ1名の代表者による両学会共催ミニシンポジウム「Advances in Metal Toxicity」が開催されることになりました。SOTからはMichael Aschner先生(Albert Einstein College of Medicine, Bronx NY)、本学会からは熊谷嘉人先生(筑波大学)が演者となり、それぞれ、マンガン及びメチル水銀に関する最新の知見をご紹介いただくことになっています。 詳細については、以下のURLをご参照ください。

http://www.toxicology.org/events/am/AM2016/specsess.asp#jsot



平成29年度科研費の公募において適用する細目表に関する意見募集

平成29年度科研費の公募において適用する細目表についての意見の受付を日本学術振興会が始めました。 下記HPをご覧の上、ご提出ください。
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/02_koubo/saimoku_uketsuke.html
締め切りは平成27年12月末となります。
提出が可能である対象者は、「提出の時点で科研費の応募資格がある研究者」となっており、学会あるいは理事会としての提出はできません。従って、学会として意見を集約することはいたしません。つきましては、個々人の意見を提出いただきますようお願い申し上げます(あくまで研究者個人としての意見となります)。

なお、上記HPにおいて、「細目表は、我が国の学問分野を分類し設定するものではなく、科研費の審査を円滑に進めるための分類表です。」とされておりますが、実際には、細目に記載が無い、あるいは適切に分類されないと、その研究分野は学術分野から外されたものと同等になります。従って毒性学・トキシコロジーというキーワードを細目表<https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/03_keikaku/data/h27/h27_koubo_06.pdf>の様々な系・分野・分科で取り上げやすいようにすることが重要と存じます。 最低限、キーワードとして様々な系・分野・分科で入れること、できれば、分野でまとめられると良いと存じます。



学会事務局変更のお知らせ

2014年1月より、当学会の事務局を(株)メディカルトリビューンに置き、学会事務教務をお願いしてきましたが、2015年11月1日から、事務局を(株)毎日学術フォーラムに移行する予定です。
2015年11月1日からの学会事務局の連絡先は以下になります。


一般社団法人 日本毒性学会
〒100-0003
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル
(株)毎日学術フォーラム
TEL. 03-6267-4550  FAX. 03-6267-4555
E-mail:jsothq@jsot.jp


尚、今回の事務局変更に伴う学会事務局のメールアドレスおよび、学会ホームページのアドレス変更はない予定です。こちらをご覧ください。



第1回日化協LRI賞受賞者決定のお知らせ

一般社団法人日本化学工業協会(以下「日化協」)は、日化協LRI(Long-range Research Initiative、長期自主研究活動)での研究者奨励(育成)の一環として、“化学物質が人の健康や環境に与える影響”に関する優れた研究業績をあげた研究者を表彰する「日化協 LRI賞」を、本年度より日本毒性学会内に設け、このたび第1回の受賞者を次のとおり決定いたしました。


[受賞者]北嶋 聡 国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター毒性部 室長
[テーマ]化学物質の有害性評価の迅速化、定量化、高精度化に関する研究

詳細は、こちらをご覧ください。



第53回Society of Toxicology(SOT)年会派遣報告

第53回Society of Toxicology(SOT)年会派遣報告はこちらをクリックくだい。



「菅野理事長がIUTOX次期会長に選出!」

佐藤 哲男
JSOT名誉会員
元IUTOX副会長


2013年7月1日から3日までに第13回国際毒性学会議(ICT XIII)が韓国ソウル市の国際会議場で開催された。3日午後に開催されたIUTOX(国際毒性学会連合)総会において行われた次期IUTOX役員選挙において、JSOT理事長菅野 純先生がPresident-Elect(次期会長)に選出された。アジア地区で初めての快挙である。IUTOX(International Union of Toxicology)は1980年に主として欧米の毒性学者が中心となり設立された。設立当初の役員はPresident, 1st Vice President(VP), 2nd Vice President, Secretary General, Treasurer、Past Presidentと5人のDirectorから構成されていた。2004年の理事会において、当時のPresidentの提案により、1st VPはPresident-Electに, 2nd VPはVice Presidentに名称が変更となり、Past Presidentのポジションは消滅した。

したがって、President–ElectのポジションはIUTOXの歴史の中では比較的新しく、3年間の任期が終わると、自動的に次の3年間はPresidentに就任する。初代のPresident-Electは DenmarkのHerman Autrup教授(2010-2013)で、ソウルにおけるIUTOX総会においてPresidentに就任した。同時に、菅野先生は2代目President-Elect(2013-2016)となり、2016年にはPresident(2016-2019)となる。ソウルにおける総会で、ICT XIVはメキシコのMeridaで(2016年11月 6-10日)、また、ICT XIIVは米国ハワイのホノルルで(2019年7月15-18日)開催される事が決定した。

ここでIUTOXについて簡単に説明したい。1975年にフランスで開催された欧州毒性学会(EST)年会に米国SOTから数人が招待された。その席上、ESTの役員とSOT 代表者の間でInternational Toxicology Organizationの設立が検討された。その結果、1st International Congress of Toxicology (ICT I)が1977年にカナダのトロントで、ICT IIが1980年にベルギーのブラッセルで開催された。ICT Iの会期中に、International Union of Toxicology(IUTOX)の設立委員会が結成され、会則、役員候補者などが提案された。ICT IIの会期中1980年7月6日に、13のtoxicology organizationの代表者が集まり、IUTOXが正式に設立された。初代President はS.I. Fries教授(USA)、日本からは池田正之先生(当時は京都大学助教授、後に東北大学名誉教授、京都大学名誉教授)が理事Directorの一人として就任した。1983年にはICT IIIが米国San Diegoで開催され、以後3年毎にICTが世界各国で開催されている。

役員は3年毎にIUTOXメンバー学会のCouncilorの投票により選出される。ちなみにこれまでJSOTから選出されたIUTOX役員は下記の通りである(敬称略)。


池田正之(Director)(1980-1983)
酒井文徳(2nd Vice President)(1983-1986)
福田英臣(2nd Vice President)(1986-1989), (1989-1995)
佐藤哲男 (2nd Vice President)(1995-1998), (1998-2001)
黒川雄二(2ndVice President)(2001-2004)。都合により2002年で辞任したため、残余2年間は佐藤哲男が代行した。
井上 逹 (2nd Vice President)(2004-2007), (2007-2010)
菅野 純(2ndVice President)(2010-2013)
菅野 純 (President-Elect)(2013-2016); President(2016-2019)の予定


IUTOXは現在世界各国から62のToxicology Societyがメンバーとして登録している。メンバー学会の登録会員数で比較すると、第1位は米国Society of Toxicologyで登録人数が約7400人、それに次いでJSOTは約2600人で第2位の大きさである。米国、日本に続いて、ドイツ(1145人)、英国(926人)、中国(600人)などが続くが、30-50人などの開発途上国の登録学会も少なくない(2013年9月IUTOX ホームページより引用)。
IUTOXは多くのプロジェクトを進めているが、会員各位にとって最も大きい関心事は「国際トキシコロジスト認定制度」である。2010年にIUTOX理事会内にToxicology Recognition Task Force(TRTF)が設置され、小職はAdvisorとして関わっている(詳細はIUTOXホームページ参照)。各国には独自の認定制度があるので、それら間の整合性など種々の問題が山積しているので慎重な検討が継続中である。菅野会長が誕生する2016年までには結論が出るものと考える。


JSOT会員の一人として、菅野理事長のPresident-Electへのご就任を祝するとともに、Presidentへ続くこれから6年間のご健闘を祈念するものである。



学会推薦が必要な場合の手続きについて

日本毒性学会員が学会の推薦が必要な場合(日本学術振興会育志賞応募など)は 以下の書類を学会事務局の学術広報委員長宛に締切の2ヶ月前までに送付すること。


・推薦する先の情報
・推薦に値することの根拠
・推薦先へ提出する書類のコピー


学会事務局:
〒160-0016
東京都新宿区信濃町35信濃町煉瓦館(一財)国際医学情報センター内
日本毒性学会事務局 学術広報委員長
TEL:03-5361-7075  FAX:03-5361-7091
E-mail:jsot@imic.or.jp

2014年1月1日からはこちらにお願いします
〒102-0074
東京都千代田区九段南2-1-30 イタリア文化会館ビル 8F
株式会社メディカルトリビューン内
TEL:03-3239-7264 FAX:03-3239-7225
E-mail:jsothq@jsot.jp



IUTOX総会(2013年7月ソウル)の報告

第13回ICT2013(Soeul)にて開催されたIUTOX総会において次期執行部体制の選任、第15回ICTの開催場所の選定および、規約の改定が行われた。


Dr. Herman Autrup, DENMARK (President),
Prof. Dr. Elaine Faustman, USA (Secretary-General),
Dr. Jun Kanno, JAPAN (President-Elect*),
Dr. Heidi Foth, GERMANY (Treasurer),
Prof. Dr. Mary Gulumian, SOUTH AFRICA (Vice President),
Prof. Dr. Nursen Basaran, TURKEY (Director),
Dr. Nancy Claude, FRANCE (Director),
Dr. Emanuela Corsini, ITALY (Director),
Dr. Daniel Dorta, BRAZIL (Director),
Dr. Kendall Wallace, USA (Director)
(*:次期President、2016-2019のPresidentとなる)


・第15回ICT2019
     ホノルル、ハワイ(USA)、ホスト学会:SOT


・IUTOXIの規約の改訂(8項目)が承認された。
    (詳細は後日IUTOXホームページに掲載予定)



第52回Society of Toxicology(SOT)年会派遣報告

第52回Society of Toxicology(SOT)年会派遣報告はこちらをクリックくだい。



日本毒性学会の一般社団法人化に関して



教育委員会メールアドレス変更のお知らせ

教育委員会のメールアドレスが下記のとおり変更となりますことをご連絡いたします。
旧アドレスでも受信可能ではありますが、お早めにアドレス帳の変更をお願いたします。


運用開始日:平成25年1月1日

変更内容:
変更前メールアドレス
educ-group@umin.ac.jp
変更後メールアドレス
educ-group@imic.or.jp
(@マークの前は以前と同様です。)


日本毒性学会
教育委員会委員長 鍜冶 利幸



第51回Society of Toxicology(SOT)年会派遣報告

第51回Society of Toxicology(SOT)年会派遣報告はこちらをクリックくだい。



「日本毒性学会」への学会名変更について

 かねてより学会名変更について会員のみなさまからご意見を伺いながら、検討を進めてまいりましたが、7月に横浜で行われた学術年会における総会で、これまでの「日本トキシコロジー学会」から2012年1月1日より「日本毒性学会」に変更する件についてご承認を頂きました。学会名変更の期日も近づいてまいりましたので、会員のみなさまにはあらためてご周知いただけますようお願い申し上げます。


日本トキシコロジー学会
理事長 吉田武美



Mid-America Toxicology Course参加とKlaassen教授訪問について

「Mid-America Toxicology Course参加とKlaassen教授訪問」はこちらをクリック下さい。



第50回Society of Toxicology(SOT)記念年会参加報告

「第50回Society of Toxicology(SOT)記念年会参加報告
-JSOTブース展示と宣伝活動-」はこちらをクリック下さい。



Journal of Toxicological Sciences, Vol. 36, No. 2(4月号)発送完了のご報告

 冊子体の発行が遅れておりましたVol. 36 No. 2 (4月号)を、5月9日に発行致しました。
 尚、Vol. 36 No. 3 (6月号)は、従来通り、6月1日に発行する予定です。



技術賞新設のお知らせ

 日本トキシコロジー学会は、社会への実務的貢献の推進と若手育成を目的とし、技術賞を設けることといたしました。技術賞は、本学会の機関誌Journal of Toxicological Sciencesまたは学術年会における発表を通して、毒性評価技術の開発において優れた貢献をした本学会会員である若手(40才以下)研究者個人に、原則としてとして年間3人以内に贈られます。毎年の学術年会において賞状および副賞(10万円)を授与し、表彰いたします。第1回技術賞の授与は2011年7月の横浜にて行われます。これまであまり光の当たらなかった部分かもしれませんが、この技術賞の新設を機に、さらに新規技術開発への意欲を高め、技術的内容の論文投稿および学術年会における発表へと進めていただければ幸いです。


日本トキシコロジー学会
理事長 吉田 武美
学術広報委員長 堀井 郁夫



学会名変更について

 日本トキシコロジー学会は、毒性研究会から発展して、1975年に「毒作用研究会」、1981年に「日本毒科学会」、そして1997年には現在の名前である「日本トキシコロジー学会」に名称を変更して参りました。日本トキシコロジー学会の会員は企業、行政、大学など多くの組織にわたり、取り扱う分野も非常に広い学際的な学会であることから、これまでも学会の名称については会員のみなさまから多くのご意見をいただいて来ました。1997年にはグローバルな視野に立ち「日本トキシコロジー学会」と変更したものの、その後、トキシコロジーが英語の専門用語であり、また大学や研究機関の講座名や部局名として現在まで用いられていることもないため、会員内外から何を研究する学会なのか解りづらいのではとの評をいただき、継続的に検討を進めて参りました。昨年の、沖縄での学術集会における総会でご案内申し上げましたように、理事会では「日本トキシコロジー学会」から「日本毒性学会」へ変更すべく、この7月の横浜での総会に諮る予定です。
 会員のみなさまにはどうかご理解の程お願い申し上げます。なお、本件に関してご意見等がございます方は学会事務局までお知らせいただけますよう、お願い致します。

日本トキシコロジー学会
理事長 吉田 武美



東日本大震災で被災された皆様へのお見舞いと第38回日本トキシコロジー学会学術年会の開催について

 3月11日に発生した東日本大震災では、東北地方から関東地方にかけて未曾有の被害がもたらされました。
 ここに、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますと共に,ご遺族の皆様に深くお悔み申し上げます。
 また,被災された皆様及びご家族の方々に対しまして,被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。
 さて、本年7月11日~13日に開催予定の第38回日本トキシコロジー学会学術年会につきましては,会場となるパシフィコ横浜には震災による被害がなかったことから,予定どおり開催する方向で準備を進めております。
 しかし,今後の被災地の復旧,電力事情の展開については予断を許さぬ点もございますので,プログラムの変更等が生じる可能性もございます。プログラムの変更等につきましては,学会ホームページおよび大会ホームページ(http://www.ipec-pub.co.jp/tox2011)を介してご案内させていただきます。
 ご不便をお掛けいたしますが,以上の事情をご理解の上、引き続き学術年会の開催に向けてご指導、ご鞭撻の程お願いいたします。


平成23年4月12日

日本トキシコロジー学会
理 事 長 吉田 武美
第38回学術年会長 眞鍋   淳



Journal of Toxicological Sciences, Vol. 36, No. 2(4月号)発行の遅延について

 この度の東北地方太平洋沖地震によりJournal of Toxicological Sciences の印刷担当会社(仙台市)が印刷機等に比較的大きな被害を受けたため、Vol. 36, No. 2(4月号)の冊子体発行は大幅に遅れる見込みです。御迷惑をおかけいたしますが、ご理解をいただければ幸いです。なお、電子版はJ-STAGEに予定通り4月1日に掲載いたします。


Journal of Toxicological Sciences編集委員長 永沼 章



「東北地方太平洋沖地震について」

 このたびの「東北地方太平洋沖地震」による未曾有の大惨事におきまして、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみ申し上げますとともに、被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 日本トキシコロジー学会会員の皆様におかれましても、とくに東北地方の皆様で被害を受けておられるかも知れませんが、心からお見舞い申し上げます。
 御報告ですが、IUTOX、EUROTOXおよびSOTはじめ世界各国のToxicology Societiesから、本学会に対して哀悼とお見舞いが寄せられております。いずれも日本の復興と本学会へのサポートを伝えてきております。
 心よりの感謝の気持ちを返侵いたしております。
 一日も早い復興に向けて、共に取り組んでいきましょう。


日本トキシコロジー学会
理事長 吉田 武美



Dear IUTOX Member Society Leadership

Once again, the Society of Toxicology (SOT) and AstraZeneca are very generously sponsoring nine $2,000 travel fellowships for scientists to attend the SOT Annual Meeting in Washington, D.C., USA (March 6–10, 2011).  Applicants may be either junior or senior scientists, reside in countries where toxicology is underrepresented, and have an active research program or currently be active in the practice of toxicology. 


Please click here to view a flyer and application with eligibility requirements.  I urge you to share this information with members of your society, colleagues in your workplace, and other interested parties.  Applications are due by October 8, 2010, and awardees will be announced in November.  Since IUTOX is administering this awards program, candidates may direct their questions to (iutoxhq@iutox.org).


Thank you for your assistance in getting the word out about this exceptional opportunity.  We want to ensure that as many eligible scientists as possible may take advantage of this funding to attend the world’s largest toxicology meeting!


Best regards,
Donna Breskin



ファイザー賞新設のお知らせ

 日本トキシコロジー学会発行のJournal of Toxicological Sciences(JTS)は2008 年からWeb of Science(Science Citation Index Expanded)に採択され,2010年版(2011年公表予定)からインパクトファクター(IF)が付くことになっています。今後は,このIF を高くすることによってJTS の国際的な評価も上昇するものと期待されます。そこで,本学会は平成23 年度から,JTS 掲載論文の中で被引用回数の多い論文にファイザー賞(英語名:Pfizer Highly Cited Paper Award)を授与することになりました。 本賞は,授賞年度の3 年前にJTS に掲載された原著論文の中で,授賞年度の前年および前々年の2年間における被引用回数が多い論文(上位3 編)を発表した本学会会員に与えるもので,授賞論文には賞状(会員である共著者全員にそれぞれ授与)および副賞(1編につき15 万円: ファイザー(グローバル)が提供)を授与します。本賞の獲得を目指して,他論文に高頻度に引用されるような論文をJTS にご投稿いただければ幸いです。なお,詳細は「日本トキシコロジー学会ファイザー賞選考規定」をご覧下さい。


日本トキシコロジー学会
理事長 吉田 武美
編集委員会委員長 永沼  章



日本トキシコロジー学会会員の皆様へ

 2011年は米国Society of Toxicologyの創立50周年記念にあたり、The fifty year anniversary of the Society of Toxicology (FAST) Committeeを中心に各種の記念事業が企画されています。その一つとして、FAST Publication Subcommittee (Chairman, Professor John Doull)では、SOTの歴史やトキシコロジストの大学および卒後におけるEducationおよびTrainingの現状について、米国国内の約40の大学、研究機関に原稿を依頼しています。5月初旬にJohn Doull 教授(Casarett & Doull’TOXICOLOGYの編集者)より私宛に、日本における教育、訓練についての原稿依頼がありました。そこで、吉田武美理事長のご了解の下に、事務局から関係資料を入手し出来るだけ最新の情報を6頁(制限枚数)にまとめて、6月初旬に投稿し受理されました。 →原稿: TOXICOLOGY TRAINING PROGRAM IN JAPAN

 日本トキシコロジー学会(JSOT)は世界の約60学会の中でSOTに次いで第2位の会員数を擁し、その学術活動は高く評価されております。また、IUTOXではアジアにおけるトキシコロジーの今後の発展を大いに期待しています。中でも、2012年に開催される6th ASIATOX Congress(仙台)と8th International Congress of Toxicology in Developing Countries(CTDC-VIII, バンコック,タイ)、および2013年に開催される13th International Congress of Toxicology(ICT-XIII, ソール、韓国)については, 同じ地域で2年間にIUTOX関連の複数のトキシコロジー国際会議が開催されるのは前例がありません。それだけに、アジア地域におけるJSOTのリーダーシップが大きなdriving forceになる事は疑いのないところです。会員各位におかれましては、今後益々国際的な活動に積極的にご参画されます様お願い申し上げます。


佐藤 哲男
JSOT名誉会員



佐藤哲男名誉会員が米国毒性学会(SOT)の教育賞受賞

 本学会の名誉会員の佐藤哲男先生が、米国毒性学会(SOT)の教育賞を受賞され、先のAnnual Meetingで表彰されました。受賞理由はSOTホームページをご覧下さい。また、佐藤哲男先生から以下の受賞のお言葉をいただきました。


「2010年米国トキシコロジー学会教育賞を受賞して」


佐藤 哲男


 第49回米国トキシコロジー学会(SOT)年会が2010年3月8日から14日までSalt Lake Cityの国際会議場で開催されました。毎年開催されるSOT年会は、その規模や講演内容から正に国際学会であり、毎年約7000人以上の参加者が集まります。私は1974年にSOTに入会しましたが、その時は約1000人だった会員も、いまでは6600人となり、日本からも100人以上が入会しています。
 今年の受賞式は年会前日の3月7日夕方に会議場の最も広いボールルームで、約6500人が参加して開催されました。Award CommitteeのDr. Matthew Bogdanffyが私の紹介と今回の受賞理由を述べた後、顕彰楯が贈られました。教育賞はトキシコロジー研究者の教育、育成に貢献した者を顕彰する目的で1965年に制定されたものです。受賞式に先立って、別室で受賞者の写真撮影が行われた際、Award Committeeの人々から、今年の教育賞はspecial awardであると言われました。今年は13人の候補者がnominateされ、激戦の結果最終的に7名の委員の満場一致で決まったとのことでした。会場には各種受賞者の写真が掲示されていましたので、会場内で多くの初対面の人々から”Congratulations”と声をかけられて感激しました。 
 今回の受賞理由は次の諸点が評価の対象となった様です。(1)日本国内における30年以上にわたる大学での学生の教育に従事したこと、(2)日本トキシコロジー学会(JST)の資格認定制度の設立に貢献したこと、(3)1995年から8年間IUTOX副会長や各種委員会委員長などを務めたこと、(4)ASIATOXの設立にあたり、初代事務局長を務め、さらに、理事やアドバイザーとして貢献したこと、などです。中でも、IUTOXやASIATOXでの評価が他の候補者との差につながった様です。なお、今年の各種受賞者の紹介がSOTのホームページに掲載されていますので、お暇なときにご覧下さい。(http://www.toxicology.org/AI/AF/winners.asp)。
 今回の受賞にあたっては、国内の多くの方々からご支援を頂き心から感謝致します。加えて、米国内の多くの友人のサポートも忘れることが出来ません。1970年代にシカゴ大学に勤務していた頃に知り合った当時の若手研究者が、いまではSOTの重鎮として世界のトキシコロジーを支えています。JSTはSOTに次ぐ会員数を有し、その研究業績はSOTと共に世界のトキシコロジーをリードしています。これからJSTを担う若い会員の皆様に一つだけ私の要望を申し上げますと、出来るだけ多くの国際学会に出て、より積極的に海外の研究者とface to faceで議論することです。米国の研究者は、自分の考えを120パーセント主張しますので、ややもするとその勢いに巻き込まれますが、それにまどわされない様にして下さい。
 米国では自分から退職しない限り大学教授に定年制がありません。私よりも年上で現在も現役で活躍している人が多くいます。ノースウエスタン大学の楢橋俊夫先生は86歳ですが、一年ぶりにお会いし、ポスター会場で発表者と議論しているのを見て心を打たれました。また、Casaretto & Doull の”TOXICOLOGY”の編者であるJohn Doullも80歳半ばですが、今年も一年ぶりに元気で会う事が出来ました。彼らは若い研究者と一緒に仕事をする事を楽しみにしていますし、若い研究者も年齢を意識せずにつき合っています。日本ではその様な環境はなかなか難しいですが、私は「生涯現役」が目標ですので、これからもJSTの皆様に接して、出来るだけ多くの若いエネルギーを吸収したいと念願しています。最後に、これまでご支援、ご助力頂いた多くの関係各位に心から御礼申し上げますと共に、JSTが今後益々国際的な場で貢献されることを祈念致します。なお、2011年はSOT創立50周年で、3月6日から10日までWashington D.C.の国際会議場で種々の特別企画が提案されています。JSTからも多くの方々が参加される事を希望します。



RASS XIV 参加のご案内

 RASS(Risk Assessment Summer School)はIUTOXのトキシコロジスト教育、訓練事業の一つとして開催されている講習会です。
 IUTOX主催の第14回RASSが2010年9月4日~12日までドイツのBodenseeにて開催されます。世界各国のトキシコロジー学会からの若手研究者の参加を募集しており、日本からはほぼ毎回1~3名が参加しています。RASSに関する詳細は、http://www.iutox.org/rass.aspをご覧下さい。
 尚、応募には日本トキシコロジー学会からの推薦書が必要です。参加を希望される方は、事務局(TEL:03-5361-7075/E-mail:jst@imic.or.jp)までお問い合わせ下さい。



入会年次の公開について

 会員を受賞や役員の候補として推薦する際、会員の入会年次が問題となりますが、殆どの会員の方がご存じないことから、事務手続きの軽減から、「会員専用」ページの個人情報の欄で全会員を対象として公開することにいたしました。しかしながら、どうしても公開を希望されない会員の方につきましては、本年12月15日迄に学会事務局へご連絡頂ければ非公開として対応いたします。入会年次の公開は、2010年1月5日を予定しています。



会員専用ページにて会員名簿を公開しました

 本学会では会員同士の活発な交流を目的として、定期的に会員名簿を発刊、会員の皆様に発送しておりました。
 この度、ホームページ上への「会員専用」ページの開設に伴いまして、会員名簿の発刊の代わりに、Web上で会員情報を検索・閲覧できる「会員名簿メニュー」を作製、2009年10月15日(木)より公開いたしております。
 会員の皆様には、是非ともご活用いただきたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
 尚、会員名簿に掲載の個人情報のお取り扱いについては、十分にご配慮を下さいますよう、お願い申し上げます。



ホームページに会員専用ページを開設

 この度、会員の皆様に会員情報を提供する手段として、当学会のホームページに「会員専用」ページを新たに開設致しました。この「会員専用」ページをご利用頂くためにはログインIDとPasswordが必要で、各会員へはこれらをメールにてご連絡致しました(但し、メールアドレス未登録あるいは不明の会員の方へは、郵送にてご連絡させて頂きました)。

 尚、「会員専用」ページの「会員名簿メニュー」は、2009年10月15日(木)を公開予定日としています。それまでに、会員各位におかれましては、「会員情報確認・変更メニュー」よりアクセスし、ご自分の登録情報内容の確認ならびにその情報の公開/非公開の設定をお願い申し上げます。



The Journal of Toxicological Sciences Vol.34,No.1 訂正とお詫び

JTS Vol.34,No.1の巻末に掲載の「学会情報」(app.4)の記載事項につきまして、以下の通り訂正し、お詫び申し上げます。

 訂正箇所:日本トキシコロジー学会教育委員会からのお知らせ(第2報)
 「第11回日本トキシコロジー学会基礎教育講習会」 … 誤「第11回」→正「第12回」

 「第11回日本トキシコロジー学会認定トキシコロジスト認定試験」 … 誤「第11回」→正「第12回」



「The Journal of Toxicological Sciences」Vol.33, No.1について(在庫切れ)

JTS Vol.33, No.1(2008年2月号)が在庫切れとなりました。
バックナンバーの発送は、Vol.33, No.2からとなります。
何卒、ご了承くださいますようお願い申し上げます。



教育委員会よりメールアドレス変更のお知らせ

6月より教育委員会のメールアドレスが次のように変更されますのでお知らせいたします。講習会、認定試験、認定更新、生涯教育講習会に関するお問い合わせはこちらまでお願いいたします。
educ-group@umin.ac.jp



学会誌The Journal of Toxicological Sciencesの発送方法について

 The Journal of Toxicological Sciencesは2005年8月号より会費納入の確認がされた会員にのみ、発送をさせていただくこととなりました。ご都合により年度途中のお支払いとなった場合は、納入日までの既刊号をすべてお送りさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 ※但し、年度を越えて滞納している会費をまとめてお支払いいただいた場合は最新年度の学会誌のみの送付となります。

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